内視鏡センターの紹介
当内視鏡センターは、日向入郷医療圏における唯一の日本消化器内視鏡学会の指導認定施設として、消化器診療の中核的役割を担っております。

■ 概要
内視鏡検査室は4室あり、Fujifilm社とオリンパス社のユニットを2台づつ完備しており、また透視室は2室を備えています。
2025年度より最新機器の更新を行い、診療体制をさらに強化しました。
オリンパス社製の次世代内視鏡システム「EVIS X1」をはじめ、高精度な拡大内視鏡「GIF-XZ1200」、
深部挿入性に優れた拡大内視鏡「PCF-H290Z」を導入し、病変の見落としを最小限に抑えた精密な診断が可能となりました。
また、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)などの
高度な治療を支える高周波装置にも最新機種「VIO3」を採用し、ガイドラインに準拠した低侵襲治療を提供しています。
■ 緊急時にも即応できる診療体制の構築
当センターでは「早期発見・低侵襲治療」を理念に掲げ、2025年度よりESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を本格導入しました。
消化器内視鏡専門医3名をはじめ、高度な専門知識を有する内視鏡技師8名が在籍し、質の高い診療体制を構築しております。
吐下血を伴う緊急の消化管止血術や、重症化リスクの高い急性胆管炎・胆嚢炎に対する緊急ERCPなど、難易度の高い症例にも迅速に対応できる体制を整えています。
チーム医療により、最新機器の性能を最大限に活かし、安全で質の高い医の提供に努めています。
また、内視鏡部門と外科部門は強固な連携体制にあります。
「内視鏡で治療可能なものは低侵襲に、手術が必要なものは安全かつ的確に」を基本方針とし、患者様一人ひとりに最適な治療をシームレスに提供します。
■ 地域の皆様、地域の医療機関の皆様へ
国民の2人に1人が“がん”になり、4人に1人が“がん”で亡くなっています。しかし、がん検診を受けることで、がんによる死亡を今よりも減らすことができます。
厚生労働省の2023年全国がん登録 罹患数報告では男女計で大腸(15.4万人)、肺(12.4万人)、胃(10.5万人)、乳房(10.3万人)、前立腺(10.2万人)となっており、
大腸がんが罹患率1位、胃がんは3位です。大腸がんと胃がんは早期発見による治療で根治率が高いものとなっています。
ただ、特に検診習慣のない方は、気づかないうちに進行していることがあり、無症状の早期に発見することが必要不可欠となっています。
検診習慣がない方も積極的に検診や検査を行うように心がけていただきますようお願いします。
また、当センターは地域の中核病院として、近隣の医療機関の先生方からのご紹介を積極的に受け入れています。
診断に苦慮する症例から、緊急を要する胆道疾患や消化管出血、高度な切除技術を要する病変まで、幅広く対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
内科・外科が一体となり、専門医およびスタッフ一同、地域の皆様が安心して高度な内視鏡診療を受けられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。

■ 診療実績
【2025年度内視鏡検査数】
上部消化管内視鏡検査:1914件
下部消化管内視鏡検査:608件
【2025年度内視鏡手術数】
EMR(内視鏡的粘膜切除術)125件
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)19件
ERCP(胆膵処置)70件
緊急止血術:46件




