令和元年度 千代田病院 病院指標

60歳以上の患者さんの割合が84％と年々高齢患者さんの割合が増加しています。

※患者数が10例未満の症例については、公表条件に則り、ハイフン（-）表示としています。年齢については、入院時の年齢で集計しています。10歳刻みの患者数を示していますが、90歳以上の階級については1つの区分として設定しています。

当院では5大癌の患者さんの診療を行っており、中でも大腸癌の患者さんが最も多くなっています。
※UICC　TNM分類とは、がんの進行度を判定する基準として、UICC（国際対がん連合）が採用しているがんの分類法です。T： 原発腫瘍の進展範囲、N： 所属リンパ節転移の有無と進展範囲、M： 遠隔転移の有無を総合的に判定し病期（ステージ）を決めています。
※癌取扱い規約とは、臓器別に国内の学会や研究会によって編集され、病期分類にはTNM分類ではなく、こちらを用いる臓器もあります。
※それぞれのステージ別の患者数が10例未満の場合は、公表条件に則り、ハイフン（-）表示としています。

重症度はA-DROPというスコアを用いて分類を行っています。平均年齢が上がるほど重症度が高くなっています。超重症の症例もありますが、それぞれの症例が10例未満の場合はハイフン（-）表示とするという公表条件に則り上記のような表示としています。
※当院は、DPC対象病棟以外に、地域包括ケア病棟および療養病棟があり、平均在院日数にはDPC対象病棟での治療期間以外に、地域包括ケア病棟でのリハビリに要した期間や療養病棟での療養に要した期間が含まれています。そのため、全国の平均在院日数と比較し一部平均在院日数が長くなっている疾患があります。

脳梗塞は発症日から3日以内とそれ以外で分類されています。
※患者数が10例未満の症例については、公表条件に則り、ハイフン（-）表示としています。

・入院契機が「異なる」ということは、入院のきっかけとなった病名と治療に必要な資源を最も投入した病名が異なるということです。これは重症疾患の受入に伴い、入院の契機とは異なる病名の治療に資源を投入したことを示しています。

・入院契機が「同一」ということは、入院のきっかけとなった病名と治療に必要な資源を最も投入した病名が同じということです。これは表の傷病名を主訴として入院をしたということを表しています。なお、手術・処置等の合併症は、下記のような病名で入院した場合に、手術・処置等の合併症として扱われることとなっており、周術期に伴う合併症ではなく、退院して一定期間が経過した後に発症したものも含まれています。さらに当院で手術していない場合でも他院からの紹介により下記のような病名で入院した場合には合併症に含まれることとなっています。

・当院の手術・処置等の合併症についての傷病名の内訳は術後血腫、術後腹腔内膿瘍、透析シャント機能低下、術後創部感染、後出血、透析シャント閉塞、吻合部狭窄、人工股関節脱臼、透析シャント感染症となっています。

※細心の注意を払って施行していますが、どうしても一定の確率で起こり得るものであり、患者さんの状態によっても左右されるため、起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。